はまたうら 浜田浦 |
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浜田浦駅全画面パノラマ(駅・駅舎内・ホーム)
訪問日:2012年12月14日:無人駅
駅名標があるのですが駅はどこなのでしょう・・・
雑草が生い茂る殺風景な原野の中にポツンと廃屋のようなものが見えます???
あれが、駅なのでしょうか?
常識あるヒトがこの建物が駅と判断するのは無理なのではないでしょうか・・・
見た瞬間、悲惨だなぁと思いました。
次に悲壮、と云う言葉が浮かびました。
屋根はナマコ鉄板が、母屋(もや)に直接に打ち付けているのみで、錆びていて屋根から光が差し込んでます・・・
そして、ここの駅舎内には照明器具どころか電気の引込み線も無いのです・・・
日が暮れたら、真っ暗闇です・・・
今どき、電灯も無いなんて・・・
大狩部駅には、つましいけれど裸電球が設置されていました。
屋根の下地板もしっかり貼られていて雨漏りの心配はなかったです。
でも、嬉しいことに、ここ浜田浦駅には大狩部駅には造作されていない窓があるのです・・・
ですが・・・どの窓にもガラスが無くなっているのです・・・
風雨が四方から屋内に吹き込みます・・・
もっとも、どちらの駅も入り口のドアも無いのですが・・・
むき出しの床には雪が積もっているではないですか・・・
大狩部駅からは、辛い事情にも拘らず待合室の中のヒトの身を風雪から守ると云う矜持のようなものを感じました・・・
でも、破れた窓からは風が吹き込み、穴だらけで空が見える屋根からは雨が降り注ぎ、床にお雪が積もる・・(パノラマ写真で確認してください)・・この浜田浦駅の身上ではヒトを守る仕事を期待されても無理です!
こんなにやつれているのに頑張っている姿を見ると、もう、悲しくて胸が痛みます・・・
この後、浜田浦駅はどのようにやっていく方針なのでしょうか?
ヒトにも見放されたような、この駅は、ノラ駅として生きるしか道はないのでしょうか!
うらぶれた浜田浦駅の姿に不覚にも感情移入してしまいました。